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スタッフブログ

2014 年 7 月 10 日

スマートシティー

こんにちは。

台風が心配です、7月にやってくる中では史上最強とのうわさがあります。

予想進路を見ると、日本を這っていくように縦断するようです….

皆様もお気をつけください。

本日のお話しは、あまり聞き慣れない言葉かもしれません。

3.11東日本大震災の後、急に騒がれるようになった自然エネルギーへの転換、

原発問題もあり特に電力に関心が集まりました。

資源の少ない日本でどうやって安全なエネルギーを確保できるか、

さまざまな議論が交わされていたことをご記憶されていらっしゃる方も多いと思います。

今回の対象は、不動産(ミクロ)から街全体(マクロ)でエネルギーを効率よく使い消費電力を抑え、

省エネを実現しようという動きが各地で進んでいるという内容です。

不動産開発会社や電機メーカーなど主導する企業は様々ですが、今後、

新たなインフラ(社会基盤)輸出事業としても期待がもたれています。

三井不動産は8日、千葉県柏市で開発中の「柏の葉スマートシティ」の中心エリアをオープンしました。

ホテルやオフィス、店舗などが入るビル2棟が中心の施設で、

出力約220キロワットの太陽光発電パネルや蓄電池を備えています。

隣接する商業施設と電力を融通し合うことで、電力会社から買う電気の量を、需要のピーク時に最大26%減らせます。

街全体は約300ヘクタールとスマートシティーとしては国内では最大規模です。

すでに約10ヘクタールが開発済みで、マンション11棟(約2000戸)に約5000人が暮らしています。

停電時は、今回完成した蓄電池からマンションのエレベーターに電気を送り、安全を確保します。

今後、開発を進める一帯には、東京大学や千葉大学のキャンパス、つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス駅」もあり、

三井不動産は将来的に製薬会社などを誘致して産業拠点にもしたい考えです。

パナソニックも、神奈川県藤沢市の自社工場跡地(約19ヘクタール)に太陽光発電で電力を賄う住宅街を建設しています。

グループで手がける太陽電池や家電などを一括調達して値段を抑えるとともに、

技術面で連携を進めやすい強みがあり、数年後の完成時には計1000戸にする計画です。

電力会社からの一方通行の電力供給を見直し、エネルギー効率を上げるのが主眼です。

例えば、昼間に家庭の太陽光パネルで発電し、余った電気を消費が多いビル街に送ったり、蓄電池にため、

電気自動車や電気バスを走らせたりします。

工場の廃熱なども地域の冷暖房に使ったりします。

政府は横浜市、愛知県豊田市、けいはんな学研都市(京都府)、北九州市の4地域を実験都市として選びました。

2011年度から補助金を出して支援しており、

住宅団地内の家庭で余った電気をやり取りする仕組みなどの実験を進めています。

省エネルギー技術は日本が強みを持っており、電機メーカーや、住宅、自動車など企業の参入が相次いでいます。

今後、インドなどの新興国を中心に需要が急増するとみられており、三井不動産の菰田社長も7日の記者会見で、

「海外にも展開していきたい」と述べ、輸出を目指す考えを明らかにしました。

政府は電力不足や環境問題に悩む新興国へのインフラ輸出の中核になるとみていますが、

まずは国内の市場の育成に力を入れている段階です。

街は、各不動産(建築物)の集合体です。

我々不動産業界はどのような関わりを持っていくのか、今後の展開がが楽しみです。

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