低金利、注意点もあります
こんにちは。
蒸し暑く過ごしにくい日ですね、まだ9月ですので当然といえば当然ですが、
近年の高温多湿な夏にはうんざりしています、体がだるくてしかたないです…..
昨日お伝えした速報、住宅ローン利率が最低水準にというお話しの続きです。
低金利は利用する側から見ればありがたいこと、低いに越したことはないですよね。
変動金利型では年1%を切る商品もあり、住宅購入や借り換えを考える人には朗報です。
住宅ローン金利は、メガバンクで主力の10年固定型が年1.20%(9月実行分の最優遇金利)、
住宅金融支援機構の長期固定型「フラット35」(返済期間21~35年)が年1.69%(8月実行分の最低金利)と、
これまでで最も低い水準となったことを昨日この場でお伝え致しました。
これは、日銀の金融緩和を背景に、指標となる長期金利が低下しているためです。
大手行の変動金利型では年0.775%(9月実行分)とさらに低く、ネット銀行では年0.5%台の商品も出ています。
ただ、あるフィナンシャルプランナーの先生は、
「借りすぎて、身の丈以上のローンを抱えないように」と注意を促しています。
物件価格の1~2割の頭金を用意し、繰り上げ返済も活用しながら、
60歳でのローン残額をできるだけ少なくするのが理想です。
この内容は、以前お話した、「いくら借りられるかではなく、いくら返せるか」ということに結びつきます。
フルローンではなく、やはり頭金を用意して借入金をなるだけ減らし利息を抑える。
そして借入期間は短く、これは大切なことです。
また、新規の借入希望の方だけではなく、住宅ローン金利が低い今は、
利率の高い時期に借りた人にとって借り換えのチャンスでもあります。
返済中のローンが金利2%以上、残高1000万円以上などの場合、借り換えを検討する余地があるとし、
「毎月の返済額は減らさず、期間を短縮して返済総額を抑えるといい」とのご意見もありました。
ただし、別の金融機関への借り換えには通常、保証料などの諸費用がかかります。
ソニー銀行など保証料が無料のところもあるので、金融機関のサイトの借り換えシュミレーションを活用し、
比較検討されてみるのもいいですね。
住宅ローンは、変動金利型と固定金利型があり、それぞれメリット、デメリットがあります。
特性を把握し、慎重に選びたいものです。
変動型は、より低めの利率で借りられる反面、将来の金利上昇で返済額がふくらむリスクがあります。
一方、借り入れ当初から一定の利率を据え置く固定型は、変動型より利率が高めです。
住宅金融支援機構の調査によると、2012年末頃までは変動型を選ぶ人が5割以上を占めていましたが、
最近は固定型を選ぶ人の割合が増え、14年5~6月は固定型(一部期間固定型を含む)が62%を占めました。
同機構では「金利は長期的にみると底値に近く、
将来上昇することを見込んで固定を選ぶ人が多いためではないか」とみています。
住宅ローンと一口に言っても、研究すると奥が深いです。
お困りの際はぜひご相談ください!